2020年6月7日(第23号) | ||
聖日礼拝 | ||
司会 : | 齊藤 耕 師 | |
奏楽 : | 三友庸子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
賛美* | 298番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
聖書 | コリント人への手紙第一 | |
15章12~28節 | ||
説教 『キリストの復活と私たちの復活』 | ||
牧師 | ||
献金 | 聖歌168番 | |
頌栄* | 賛美歌541番 | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「キリストの復活と私たちの復活」
牧師 坂野慧吉
今まで、「キリストの復活」について学んで来ましたが、今日は「キリストの復活と私たちの復活」の関係を学びたいと思います。パウロは、コリント教会の信者の中に、「キリストの復活」を信じているのに、「死者の復活」(私たちの復活)がないと言っている人々がいることを聞いて、その間違いについて正しているのです。
ギリシャ哲学の代表的なものとしては、エピクロス派(人は死んだら、身体も魂も消滅する)、ストア派(人は死んだら、身体は消滅するが霊魂は神性に吸い込まれ、人格は消滅する)、プラトン派(霊魂の不滅を信じたが肉体の復活は否定した)がありました。コリントの信者たちの中には、これらの哲学の影響を受けて「死者の復活」を信じない人々がいたのです。
パウロは、「もし死者の復活がないとしたら、キリストもよみがえらなかったでしょう。」と言います。キリストの復活がないとしたら、福音の宣教も空しく、信仰も空しい。
「しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」パウロは、自分自身が復活のキリストに会ったことから、確信をもって宣言しているのです。「初穂」であるキリストの後に多くの人々が復活するのです。私たちも、復活のキリスにつながる者として、朽ちない栄光のからだに復活するのです。そして新天新地において永遠に生きるのです。