2020年8月30日(第35号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 宮崎雅之兄 | |
第2礼拝司会 : | 黒羽 徹兄 | |
奏 楽 : | 臼倉ゆり子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番(会衆賛美) | |
祈り | ||
聖書 | ヨハネの福音書1章35~42節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「イエスのもとに」喜多副牧師 | |
献金 | 298番(黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番(会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「イエスのもとに」
副牧師 喜多大樹
第ニ日、洗礼者ヨハネは自分のところに来られるひとりの人と対峙した。自らと対面するその姿を認めた彼の口にある証言がのぼる。「この方が神の子である(ヨハ1:34)」と。家畜小屋で産ぶ声を上げ、その地上の生涯を飼い葉桶から始められたこの人をヨハネは「神の子」と呼ぶ。私たちはこの方がどのような神の子であるかを知っている。「父のふところにおられたひとり子の神(ヨハ1:18)」であることを。その翌日、荒野で叫ぶ預言者イザヤの声はもう一度イエス・キリストを両眼に据える。この日、主は彼に向かっては来られない。そこから歩いて行こうとされるだけである。荒野の声は、再び「見よ、神の子羊」と言う。しかし今度は誰に向かってこう語ったのだろうか。
彼の声を聞いた二人の者がいた。そしてこの声を聞いて彼らは動き出す。アンデレと呼ばれたその人ともう一人の姿に私たちは目が離せない。
「主の道をまっすぐにせよ」との叫びに従い、その呼ばわる声に聞く者は幸いだ。「信仰は聞くことから始まり、聞くことはキリストについてのみことばによる(ロマ10:17)」からだ。「神の子羊」なる呼びかけを聞いた二人の弟子は子羊イエスについて行く。
この日、彼らの人生に最大の出来事が訪れる。ヨハネの福音書において主イエスが初めて口を開く時がやってきた。私たちは全身全霊をかけてこの方の語りかけに耳を傾ける。何も聞き逃してはならない。決して、見逃したくはない。
第三日が始まる。