2022年4月17日(第16号) | ||
イースター礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 風間岳志兄 | |
第2礼拝司会 : | 宮崎雅之兄 | |
奏 楽 : | 小澤良子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番(会衆賛美) | |
祈り | ||
賛美 | 聖歌623番(黙想) | |
聖書 | マルコの福音書16章1~8節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「恐れる心をもつ中で」牧師 | |
聖餐式 | ||
献金 | 賛美歌148番(黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番(会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「恐れる心をもつ中で」
牧師 齊藤 耕
安息日が終わる夕方、女性たちは暗くなる街を油と香料を買うために急いだ。翌朝早く主イエスが葬られた墓に行き、一目お会いして亡骸に油を塗って差し上げたいと考えたからだ。最後まで主イエスへの愛をもって仕えていたのである。ただ、非常に大きな石で墓が閉じられていた事が気がかりでいた。ところが、目を上げると大きな石は既に転がしてあった。墓の中には、真っ白な衣を着た青年(御使い)が座っていたので女性たちは非常に驚いた。するとその青年は、「驚くことはありません。」と言った。そして、十字架につけられたナザレ人イエスは、よみがえられ、ここにはおられないことが告げられた。また、女性たちにこのように言われた。「さあ行って、弟子たちとペテロに伝えなさい。『イエスは、あなたがたより先にガリラヤへ行かれます。前に言われたとおり、そこでお会いできます』と。」
ペテロが敢えて名指しにされている。それは、十字架の前夜、人々を恐れて主イエスを三度否定し、裏切りの言葉を口にしてしまったペテロに対する、格別の憐みがあったからであろう。ペテロの熱心と、彼の弱さは神のみ旨を損なうものではなかった。むしろ、憐みの対象となり、そのことを通して神様はペテロを深くお取り扱い、素晴らしい証し人として、お用いになられたのである。
これらの事柄に遭遇した女性たちは、恐ろしさのあまり、震え上がり、気も動転していた。そして、何も語ることが出来ないでいた。恐ろしかったからである。