2020年3月15日(第11号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 藤井邦明兄 | |
第2礼拝司会 : | 小室正彦兄 | |
奏 楽 : | 小澤良子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
賛美* | 312番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 298番 | |
聖書 | 詩篇86篇6~17節 | |
説教 | 『主は私の慰め』牧師 | |
献金 | 316番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「主は私の慰め」
牧師 坂野慧吉
この詩篇は、ダビデが「苦難の中で神を呼び求めた詩篇」である。この詩篇の特徴は主を「あなた」と呼び、自分はこの主の前に存在する「私」であると告白している点である。
彼は主に対して「耳を傾け、私に答えてください」「私のたましいをお守りください」「私をあわれんでください」「このしもべのたましいを喜ばせてください」と祈る。そして「私は貧しい者」「私は神を恐れる者」「あなたは私の神」「私はあなたに信頼します」「絶えず私はあなたを呼んでいます」「私のたましいはあなたを仰ぎ求めています」と告白する。このように大胆に主を求め、自分の状態を告白できるのは、「主がいつくしみ深く、赦しに富み・・・恵み豊かである」ことを信じているからである。
次にダビデは苦難の日に主を呼び求める祈りに、主が答えてくださることを言い表わし、神々と呼ばれるものは多くあるが、「あなただけが神です」と告白する。そして主の御名を恐れるように、「私の心を一つにしてください」と祈るのである。自分の内側を見るならば、実に複雑であり、神を信じつつ自分の力に頼り、神を賛美しつつ、苦難の中で苦しむ存在である。神を仰ぎ見る時、はじめて自分の心は一つにされることをダビデは経験する。
このような中で、彼は神に感謝し、神の御名を賛美する。様々な苦難を通して、彼は神の救いと神の慰めをより深く味わうのである。