2020年3月22日(第12号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 横田 眞兄 | |
第2礼拝司会 : | 櫻井利一兄 | |
奏 楽 : | 田中美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
使徒信条 | 週報をご参照ください | |
賛美* | 66番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 298番 | |
聖書 | ヨハネの福音書1章19~28節 | |
説教 | 『あなたがたの知らない人』 | |
喜多副牧師 | ||
献金 | 267番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「あなたがたの知らない人」
副牧師 喜多大樹
ある7日間が幕を開ける。言わば、ヨハネ福音書の創世記だ。聖書の冒頭は『はじめに神が天と地を創造された』と宣言する。ヨハネの冒頭はそれに呼応するが如く、天と地を創造した「神」を宣言する。この福音書の骨格は実に明快だ。にも関わらずここは謎と不思議に満ちている。私たちの信仰の先人たちがそうであったように、私たちもまたこの福音書が真に語ろうとする「中芯」に目を向け、心が燃やされる経験を待ち望む。
この一日目は私たちに何を語ろうとしているのだろうか。
『いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神が、神を説き明かされたのである。(1:18)』
そうなのだ。「見た」ことのない領域が私たちにはあるのだ。「いまだかつて」誰も知らなかった神の姿を、神が説き明かされた。この方こそ、ひとり子の神。父なる神と共に永遠からおられた私たちの救いなのである。
『すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。(1:3)』
すべての神に造られた者たちがその姿を目に刻み、この方によって「いのち」を歩む。人となって私たちの間に住まわれた「ひとり子の神」が明らかにされる時、この方に造られた「私たち」もまた明らかにされる。
第一日が始まる。