2020年5月3日(第18号) | ||
聖日礼拝 | ||
司会 : | 喜多大樹師 | |
奏楽 : | 三友庸子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
賛美* | 298番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
聖書 | ヨハネの福音書21章15~19節 | |
説教 | わたしの羊を牧しなさい牧師 | |
献金 | 賛美歌354番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「わたしの羊を牧しなさい」
牧師 坂野慧吉
朝食を終えたとき、イエスはシモン・ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたはこの人たちが愛する以上に、わたしを愛していますか。」ペテロは答えた。「はい、主よ。私があなたを愛していることは、あなたがご存じです。」ペテロは、主が捕らえられた時に三度も主イエスを知らないと言った。だからペテロは「私があなたを愛していることはあなたがご存じです。」と言ったのだ。イエスはペテロに言われた。「わたしの子羊を飼いなさい。」二度目に同じように繰り返された後、三度目に主は「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛していますか。」と言われた。これに対してペテロは心を痛めて「主よ。あなたはすべてをご存じです。あなたはわたしがあなたを愛していることを知っておられます。」と答えた。主は彼に「わたしの羊を飼いなさい。」と言われた。
「愛する」と訳されていることばが、原語のギリシャ語では、「アガパオー」と「フィレオー」という二つの違うことばが用いられている。「アガパオー」は神の愛のように、与え続ける愛であり、「フィレオー」は互いに与える「友愛」である。
最初の二回は、主が「アガパオー」で聞かれて、ペテロが「フィレオー」と答えているが、三度目は主も「フィレオー」で問われて、ペテロも「フィレオー」で答えている。ペテロが「心を痛めた」のは、三度主を否定した自分の罪を赦し、自分を癒すために、イエスが三度質問されたからであり、三度目に主がペテロのことばを受け入れて、ご自分も「フィレオー」と言われたからである。