Urawa Evangelical Free Church すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。 マタイの福音書11章28節
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2020年5月10日(第19号)
聖日礼拝
司会 :喜多大樹師
奏楽 :神野真理姉
前奏
招詞*詩篇100篇1~5節
賛美*539番
祈り
賛美*298番
牧会祈祷牧師
聖書ローマ人への手紙11章25~36節
説教計り知れないあわれみ齊藤副牧師
献金賛美歌239番
頌栄*賛美歌541番
祝祷*牧師
後奏
報告
(*の部分はご起立下さい。)

「計り知れないあわれみ」

副牧師 齊藤 耕 

 パウロにとっての同胞、御民イスラエルの救いは、彼の切なる願いであった。しかし、多くのイスラエル人は福音を受け入れず、救いの恵みに漏れていた。そのため、福音は異邦人に受け入れられていった。ここで、パウロは神の救いのご計画を説き明かす。
 第一に、今はつまずき救いの恵みから漏れているイスラエルの民は、神に退けられているのではない、ということである。彼らには、「残りの者」たちが、備えられていた。やがて、「残りの者」たちをルーツにイスラエルに救いの恵みが訪れる。
 第二に、今イスラエルの民がつまずいている事実は、決して彼らが、そのまま滅びてしまうためではない。イスラエルのつまずきが、かえって異邦人の救いへと繋がり、イスラエルには「ねたみ」が起されて、やがて神に立ち返ることが期待されていた。そして、パウロは接ぎ木のたとえをもって、神が本来の神の民イスラエルを惜しまれている事実と、もし彼らが、不信仰の中に居続けなければ、再び、神の民として接ぎ合されること。それは、異邦人が神の民とされたことよりも、もっとたやすくなされるという事実を明かしている。
 そして最後に、神の奥義として、やがて異邦人の救いが満ち、再びイスラエルに救いがかえって来る。こうして、イスラエルはみな救われるという真理が、明かされる。その為に、かつての異邦人も、今のイスラエルも、全ての人は不従順の中に閉じ込められた。しかし、それが故に、人は神の大きなご計画の中にある豊かな救いの恵み。神のあわれみの深さを知ることになる。「あぁ、神の知恵と知識の富は、なんと深いことでしょう」とパウロは語っている。

礼拝の映像をご覧になれます。(動画は繰り返し再生されます)


説教の音声をお聞きになれます。
音源(音声ファイル)は上の映像とは別のものです。


【5月の暗誦聖句】
心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りに頼るな。あなたの行く道すべてにおいて、主を知れ。主があなたの進む道をまっすぐにされる。 (箴言3章5~6節)