2020年9月13日(第37号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 臼倉和弘兄 | |
第2礼拝司会 : | 梅田典晃兄 | |
奏 楽 : | 三友庸子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番(会衆賛美) | |
祈り | ||
聖書 | ローマ人への手紙12章9~12節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「真実の愛を求めて」齊藤副牧師 | |
献金 | 298番(黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番(会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「真実の愛を求めて」
副牧師 齊藤 耕
愛は、三位一体の神様のご性質である。そして、神のかたちに創造された人は、愛のうちに生きるように招かれている。使徒ヨハネは、「互いに愛し合いなさい」としきりに勧めるが、それは、愛し合うことが良いことだという以上に、愛し合うことによって、私たちが神様を知る者へとされるからだろう。パウロは、「愛には偽りがあってはなりません。」と述べている。これは、「愛する」ということが、偽善であってはならないということだ。見せかけのものに真実はない。次に、「悪を憎み、善から離れないようにしなさい。」と語られる言葉は、唐突に思われるかもしれないが、真実の愛を突き詰めるときに、悪を憎み、善を慕う者でなければ、これを実行することはできなというのである。真実の愛をもって隣人を愛するならば、その人の悪を憎み十分な配慮と真心をもって諫め、その人の善いことに対しては、心から喜び助成するのである。愛は、互いをキリストの似姿へと造りかえるものだからである。
更に、パウロは「兄弟愛をもって互いに愛し合い、互いに相手をすぐれた者として尊敬し合いなさい。」と述べる。真実の愛は、肉親を愛するように深く強いものであるとともに、尊敬をもってこそ注がれるものである。そして、「勤勉で怠らず、霊に燃え、主に仕えなさい。」とあるように、真実の愛は、主に仕えるように相手を愛するのだ。事実、兄弟を愛することは主を愛することである。私たちの人間関係の中では、現実の厳しさを目の当たりにするだろう。しかし、パウロは「望みを抱いて喜び、苦難に耐え、ひたすら祈りなさい。」と、真実の愛を求める私たちを励ましている。