| 2020年9月20日(第38号) | ||
| 聖日礼拝 | ||
| 第1礼拝司会 : | 五十嵐正俊兄 | |
| 第2礼拝司会 : | 小室正彦兄 | |
| 奏 楽 : | 峯 弥生 姉 | |
| 前奏 | ||
| 招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
| 賛美* | 539番 (会衆賛美) | |
| 祈り | ||
| 聖書 | 使徒の働き7章1~16節 | |
| 牧会祈祷牧師 | ||
| 説教 | 「ステパノの説教(その1)」牧師 | |
| 献金 | 298番(黙想) | |
| 頌栄* | 賛美歌541番 (会衆賛美) | |
| 祝祷*牧師 | ||
| 後奏 | ||
| 報告 | ||
| (*の部分はご起立下さい。) | ||
「ステパノの説教 (その1)」
牧師 坂野慧吉
ステパノは本来「やもめたちへの配給」のための奉仕に選ばれた人であった。しかし、彼はその奉仕に留まらず、奇跡的な業を行い、みことばを語るようになったのである。彼に反対する人々は、「知恵と御霊によって」語るステパノに対抗することができなかったので、偽りのうわさを流したり、偽証人を立てたりして、彼を最高法院に引いて行き、裁判にかけた。
このような中で、ステパノは大胆に説教したのである。使徒の働き7章に記されている彼の説教は、アブラハムに対する神の契約から始まって、ひとり子イサクの誕生、その子ヤコブとイスラエル12部族の誕生の経緯、さらに、エジプトに売られたヨセフのこと、そして大飢饉、ヨセフと兄弟たちの再会と和解、そしてヤコブとその一族のエジプト移住が記されている。その後、モーセの生涯、出エジプトそして荒野の40年、約束の地への入国、さらにダビデ王の時の幕屋、そしてソロモン王による神殿建設に至るまで、壮大なスケールにおける「イスラエルの歴史」を説き明かしたのである。そのように、イスラエルの歴史と神の誠実さを語るとともに、ステパノはイスラエルの民の不従順をするどく指摘し、そのために人々の反感を買い、ついに石打ちの刑によって殉教の死を遂げることになるのである。
