2020年11月1日(第44号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 横田 眞兄 | |
第2礼拝司会 : | 櫻井利一兄 | |
奏 楽 : | 三友庸子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 (会衆賛美) | |
祈り | ||
聖書 | 使徒の働き7章17~22節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「ステパノの説教 (6) | |
モーセが生まれた時」牧師 | ||
献金 | 298番 (黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番 (会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「モーセが生まれた時」
牧師 坂野慧吉
ヨセフの死後、長い年月が過ぎたエジプトの地では、イスラエルの民は増え続け、非常に強くなった。その頃エジプトでは、ヨセフのことを知らない、新しい王が支配するようになった。この王は、イスラエル人たちに脅威を感じ、彼らに重い労役を課し、監督を立て、厳しく見張らせ、ヘブル人の助産婦たちに命じて、男の子が生まれたら殺せと命じた。このような時代にモーセが生まれたのである。レビ族の娘であった母は、生まれた男の子を三か月間家に隠していた。しかしついに隠し切れなくなって、パピルスのかごに瀝青と樹脂を塗って、その子をその中に入れてナイル川の岸の葦の茂みの中に置いた。その子の姉は離れた所に立って見ていた。
その時、ファラオの娘が水浴びをしようとナイルに降りてきて、葦の中のかごを見つけた。その中に入っていた子どもを見てかわいそうに思って言った。「これはヘブル人の子です。」その時、その子の姉は、ファラオの娘に「わたしが行って、ヘブル人の乳母を呼んでまいりましょうか。」と語りかけ、その子の母親を連れて来た。モーセは実の母によって、安全に守られて育ったのである。おそらく母は、幼いモーセに、イスラエルの民のこと、真の神のこと、やがて民は神が約束した地に上って行くのだということを話したであろう。
その子が大きくなったとき、母はその子をファラオの娘の所に連れて行き、彼は王女の息子となり、王女によってモーセという名をつけられた。