2021年1月10日(第2号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 五十嵐正俊兄 | |
第2礼拝司会 : | 小室正彦兄 | |
奏 楽 : | 神野真理姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 (会衆賛美) | |
祈り | ||
聖書 | ローマ人への手紙13章1~7節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 権威のもとにある教会齊藤副牧師 | |
献金 | 298番 (黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番 (会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「権威のもとにある教会」
副牧師 齊藤 耕
当時、地中海世界はローマ帝国によって治められていた。パックス・ロマーナといわれローマによる平和がもたらされた時代である。治安が守られた中で、交通網の発達によりキリスト教信仰は世界に広められた。ローマ帝国は、それぞれの地域の宗教や文化に対して寛容でもあった。むしろ、キリスト教徒を迫害したのはユダヤ人たちでありローマ法は伝道者たちの助けとなっていたとも言える。一方、ローマ帝国は統一を維持するために、すべての宗教を混合しようとし、又、皇帝崇拝を求めた。つまり、守られた時代でもあり、霊的に危険な時代でもあった。のちに、ネロ皇帝の時代においては、キリスト教徒たちは大きな迫害を受けることになり、使徒パウロも殉教したと伝えられている。しかし、使徒パウロは、国家権力に対して従順であるべきだとクリスチャンたちに勧めた。なぜなら、『神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられているから』だという。
神は大きなご計画をもって歴史を導いておられる。それは、ご自身の栄光を現すご計画であり、私たち被造物が神の栄光を拝するためのものである。その歴史の経過には様々な権力者の時代があった。そして、良い時代だけでなく、苦しみや悲しみの多い時代もある。しかし、すべては最高の権威者である神のもとになされたことを私たちは知っている。