2021年4月11日(第15号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 風間岳志 兄 | |
第2礼拝司会 : | 五十嵐正俊兄 | |
奏 楽 : | 田中美穂 姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 (会衆賛美) | |
祈り | ||
賛美 | 298番 (黙想) | |
聖書 | ローマ人への手紙13章11~14節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「今この時 キリストを着る」 | |
齊藤副牧師 | ||
聖餐式 | ||
献金 | 338番 (黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番 (会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「今この時 キリストを着る」
副牧師 齊藤 耕
『今がどのような時であるのか!』あなたがたは知っている、とパウロは語りかける。そこには、思い起せとの意図があるだろう。知っている筈なのに、知らない者であるかのように過ごしているからだ。ここに語られる『時』=カイロスは、神様がお定めになられた重大な時を意味している。それは、既にキリストの十字架の死と復活の時は経ているので、更に全く新しい『時』を迎えていることを意味した。すなわち、「福音の時」である。そして、福音を伝える限られた時だ。この時は永久に続くわけではない。だから今既に、眠りからさめるべき時が来ている。最初に、主イエス・キリストに出会い、信じた時より、もっと救いの完成が近づいているからだ。今この時、『主イエス・キリストを着なさい』とパウロは迫る。福音に生かされた者として、この時を歩むためである。夜は深まり、闇が最も濃く世を覆っている今、昼が近づいていることを知る。昼の者、光の子どもである私たちは、闇のわざを脱ぎ捨てなければならない。すなわち、酒に酔うこと、性的な乱れ、所有欲や私利私欲、そして、ねたみを持つ生活をやめることだ。人は闇に覆われている時、肉の欲望のままに心が動く。人の目に隠れるからだろうか。むしろ、神を恐れることを知らないからである。
私たちは、やがてキリストの再臨を迎え、この時が終わることを知っている。キリストの栄光の輝きが昼のように照らす日が来ることを。だから今この時から、光の中に生きる者として歩み始めるのである。