2021年8月29日(第35号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 藤井邦明兄 | |
第2礼拝司会 : | 小澤雅信兄 | |
奏 楽 : | 風間美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番(会衆賛美) | |
祈り | ||
賛美 | 298番(黙想) | |
聖書 | ローマ人への手紙15章14~21節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「パウロの誇り」齊藤副牧師 | |
献金 | 502番(黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番(会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「パウロの誇り」
副牧師 齊藤 耕
手紙の本論として、「信仰義認を中心とする教理」、「神の壮大な救いのご計画」、「信仰生活の実践と教会の交わり」について語り終えたパウロは、最後に自身の宣教への思いと挨拶を語り始める。ローマ教会はパウロの開拓ではない。彼らの信仰が全世界に語り伝えられていたので、ぜひお会いし、ともに信仰の励ましを得たいということがパウロの長年の望みであった。その機会を目前にして、この手紙は送られた。それは、まだ見ぬ彼らに対して、大胆に書き記されたものであった。何としても彼らに信仰の神髄を知って欲しかったからだ。
パウロは、ローマを中心とする異邦人世界に福音を伝える「異邦人の使徒」として召された者である。その働きは福音による「祭司の務め」を果たした。すなわち、『異邦人が、聖霊によって聖なるものとされた、神に喜ばれるささげ物となるため』に仕える働きであった。大いなる恵みの務めである。そして、これは「パウロの誇り」であった。自分を誇るのではない。キリストに用いられて、キリストが成し遂げてくださる働きに誇りをもっていたのである。
それで、パウロはキリストの働きが進められることを願いエルサレムから始めてイルリコに至るまで福音をくまなく伝えてきたことを彼らに証しした。キリストの名がまだ語られていない場所に福音を伝えることを、切に求めていたのである。