2021年9月12日(第37号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 阿部潤也兄 | |
第2礼拝司会 : | 梅田典晃兄 | |
奏 楽 : | 神野真理姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 (会衆賛美) | |
祈り | ||
賛美 | 298番 (黙想) | |
聖書 | ローマ人への手紙15章22~29節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | 「愛の交わりと宣教」齊藤副牧師 | |
献金 | 351番 (黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番 (会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「愛の交わりと宣教」
副牧師 齊藤 耕
手紙のあとがきにおいて、これからの伝道旅行計画を伝えている。これを執筆したのは第三次伝道旅行のコリント滞在中であった。この地における宣教の使命を果たし終えたパウロは、いよいよ長年切望していたローマ教会訪問を見据える。彼の願いは、ローマ教会の兄弟との「互いの信仰によって、ともに励ましを受けたい…」(1:1)というものであった。そして、ローマ教会から送り出されて、更にイスパニアまで伝道を進めたいと願っていたのである。しかし、まだやり残したことがあった。それは、エルサレムにいる兄弟の中の貧しい人たちのためにマケドニアとアカイアの教会から預かった援助金を届けるということである。異邦人はユダヤ人の霊的な恵みにあずかったので、物質的なものによってユダヤ人に奉仕したのである。パウロは、直接伝道の働きを中断してまでも、このような愛の交わりを大切にした。福音の根幹にかかわることでありユダヤ人クリスチャンと異邦人クリスチャンがキリストにあって一つとされていることの恵みを具体的に表すことであるからだ。そして、兄弟たちが互いに喜び励ましを受ける機会となるからだ。
それで、この働きを終えてからローマを訪問し、次いでイスパニアに行く計画をここに記した。パウロは、キリストの祝福に満ちあふれてローマ教会を訪問することになると確信していた。