| 2021年11月7日(第45号) | ||
| 聖日礼拝 | ||
| 第1礼拝司会 : | 風間岳志兄 | |
| 第2礼拝司会 : | 五十嵐正俊兄 | |
| 奏 楽 : | 臼倉ゆり子姉 | |
| 前奏 | ||
| 招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
| 賛美* | 539番 (会衆賛美) | |
| 祈り | ||
| 賛美 | 298番 (黙想) | |
| 聖書 | ローマ人への手紙16章1~16節 | |
| 牧会祈祷牧師 | ||
| 説教 | あいさつを交わそう齊藤副牧師 | |
| 献金 | 賛美歌403番 (黙想) | |
| 頌栄* | 賛美歌541番 (会衆賛美) | |
| 祝祷*牧師 | ||
| 後奏 | ||
| 報告 | ||
| (*の部分はご起立下さい。) | ||
「あいさつを交わそう」
副牧師 齊藤 耕
使徒パウロは、手紙の最後に兄姉の一人ひとりを覚えながら名前を挙げてあいさつの言葉を記す。最初に挙げられたケンクレアにある教会の奉仕者フィベは、この手紙を託されてローマに届けた人物。彼女は大変重要な役割を担った。この手紙は福音の核心を説き明かす最も大切な書物でありキリストの再臨まで読み継がれるもの。パウロは、これを届ける彼女を歓迎し、どんな助けにもなって欲しいとローマの兄姉に願った。
次に挙げられるのは、プリスカとアキラの夫妻。妻の名前が先に挙げられているのは信仰面では彼女がリードしていたからかもしれない。かつてコリントで出会い、同業者(天幕作り)でもあった彼らは、パウロをその家に招いて一緒に仕事をした。二人はパウロの命の恩人でもあった。今、ここでは、彼らを「同労者」と語り、「よろしく」と伝える。
13節に紹介されるルフォスは、主イエスの十字架を背負ったクレネ人シモンの息子かもしれない(参.マルコ15:21)。そして、パウロは、彼の母親(クレネ人シモンの妻)を「私の母」と言っている。神の家族として、素敵な交わりがあったに違いない。
ここに挙げられる一人ひとりについて、私たちは、詳しく知ることはできない。しかし、パウロの短い言葉の中には深い思いが込められている。そして、一人ひとりに「よろしく」とあいさつの言葉が贈られる。そこには、「神との平和がありますように」という願いがある。クリスチャンたちのあいさつは、祝福を祈る心の表れである。