2022年1月9日(第2号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 相馬敏之兄 | |
第2礼拝司会 : | 宮崎雅之兄 | |
奏 楽 : | 峯 弥生姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番(会衆賛美) | |
祈り | ||
賛美 | 聖歌623番(黙想) | |
聖書 | ヨハネの福音書5章1~18節 | |
牧会祈祷牧師 | ||
説教 | ある祝祭と38年間の人喜多副牧師 | |
献金 | 賛美歌332番(黙想) | |
頌栄* | 賛美歌541番(会衆賛美) | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「ある祝祭と38年間の人」
副牧師 喜多大樹
6つの祝祭がこの福音書には記されている。順序通りに数えれば、今朝の箇所は第二番目の祭りとなる。ただ、これが何という名の祭りなのかは私たちに明らかにされていない。*
主イエスが訪れた第一の祭りは「過越しの祭り」であった(ヨハ2:13)。エルサレムの神殿に入城された主は、そこで商人たちを見つけ出す。そして細縄でむちを作り、羊も牛もみな追い出し、両替人たちの台を打ち倒し、その心を激しく燃やされた。
第二の祭りで、このお方は再びエルサレムに上られる。そこで訪れた場所は、都の北東に五つの回廊と共に位置する(したと考えられている)「ベテスダ」であった。おそらく神殿とほぼ隣接するこの池で、主は38年間病いに臥せる男を見つけ出される。
「よくなりたいか」
すべての人のたましいを揺さぶるような御声が「ベテスダ」の水面を揺らす。この場所には、病人、目の見えない人、足の不自由な人、身体に麻痺のある人をはじめ、痛みと悲しみの群れが横たわっている。38年間の男は、イエスと向かい合う。そして彼は主のことばによって立ち上がる。しかし、彼はこのお方を知ろうとしなかった。「あなたは誰ですか」と、自分を癒した人の名前すら聞かなかった。さらに彼は、ユダヤ人指導者から安息日に関する追求を受けた後、イエスの名を知るや否や、わざわざその名をユダヤ人たちに告げに行く。あろうことか、彼の行動によって、主はご自分の民から迫害され、殺害をも目論まれることになる。
*
名を知らない祝祭の只中で、私たちは、主の御声によって立ち上がった者の姿を見つめようとしている。