2023年1月8日(第2号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 藤井邦明兄 | |
第2礼拝司会 : | 栗原 誠兄 | |
奏 楽 : | 風間美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
主の祈り | 週報をご参照ください | |
賛美* | 7番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 262番 | |
聖書 | マルコの福音書5章21~34節 | |
説教 | 「衣に触れる信仰」牧師 | |
献金 | 270番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「衣に触れる信仰」
牧師 齊藤 耕
十二年間、長血をわずらっていた女は、群衆に紛れて主イエスに近づき、うしろからその衣に触れた。「あの方の衣にでも触れれば、私は救われる」と思っていたからである。彼女の病は直ぐに癒された。その時、主イエスもご自分のうちから力が出て行ったことに気がつき、周囲は人でいっぱいだったが、敢えて、誰が衣に触ったのか知ろうとされた。すると彼女は恐れおののきながら、主イエスの前に出て、ひれ伏して真実を全て話したのである。主イエスは、「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。苦しむことなく、健やかでいなさい。」と言われた。
この病の故に、すべての財産を失い、社会活動を奪われ(汚れた者とされた/レビ15:25)、絶望の淵にあった彼女は主イエス・キリストに救いを求めた。
群衆に紛れて、うしろから主イエスに近づき、その衣に触ったというのが彼女の信仰の表れだった。そして、身を潜めて、できればこのまま過ぎ去り、誰にも知られず、主イエスにも見られず、健康な日常があればそれで良いと思っていた。決して、完全な信仰ではない。むしろ、迷信的であり御利益的でもあった。しかし、主は、そのような彼女を御心にとめられ、本当の信仰に導き、単なる癒しではなく「救い」を与えられた。主イエスは振り向いて、彼女を見つけようとされた。彼女は、主イエスの御前に進み出て、自分自身にある真実をすべて話したのである。この交わりこそ、彼女の真の癒しであった。