2023年10月8日(第41号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 熊谷 剛兄 | |
第2礼拝司会 : | 栗原 誠兄 | |
奏 楽 : | 臼倉ゆり子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
使徒信条 | 週報をご参照ください | |
賛美* | 9番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 262番 | |
聖書 | マタイの福音書1章18~25節 | |
説教 | 「父ヨセフとイエス・キリスト」 | |
坂野師 | ||
献金 | 121番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
後奏 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「父ヨセフとイエス・キリスト」
協力牧師 坂野慧吉
イエスがどのような魂の配慮を受けたかを母マリアの視点から見て来たが、今回はマタイの福音書から、父ヨセフを通して見てみたい。マリアが、エリサベツの所から3ケ月ぶりにナザレに帰って来た時、夫のヨセフは、彼女の身体の変化に気付いた。マリアは自分からは「聖霊によってみごもった」ということは話していない。ヨセフは正しい人なので、自分の妻をさらし者にはしたくなかった。それで思い悩んだあげく、彼女との婚姻関係を解消し、離縁しようと思い巡らした。そのような時、夢の中に主の御使いが現れて、「恐れずにマリアを妻として迎えなさい。彼女の胎内に宿っている子は聖霊によるのだ。マリアが産む男の子にイエスという名をつけなさい。」との御告げを受けた。そしてこのことは、イザヤ書の預言の成就であると伝えた。ヨセフは命じられたとおり、マリアを妻として迎え入れたが、イエスが生まれるまでは彼女を知ることをしなかった。イエスには、神の子として、「天の父」がおられたが、地上の家族の中でヨセフを父として尊敬し、その働きに感謝し、従った。父ヨセフの名前は、イエスの公生涯の中ではほとんど表れていないので、比較的早い時期に亡くなったのかも知れない。しかし、イエスはヨセフの後を継いで、大工として家族を養ったと思われる。イエスは33年近くの地上の生涯の中で、実に30年間を自分の家族と共に過ごしたのである。