2023年11月26日(第48号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 宮崎雅之兄 | |
第2礼拝司会 : | 尾崎 証兄 | |
奏 楽 : | 臼倉ゆり子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
使徒信条 | 週報をご参照ください | |
賛美* | 15番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 262番 | |
聖書 | マルコの福音書9章38~41節 | |
説教 | 「福音はだれのものか」齊藤師 | |
献金 | 502番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「福音はだれのものか」
牧師 齊藤 耕
12弟子の一人であるヨハネが主イエスに言った。「先生。あなたの名によって悪霊を追い出している人を見たので、やめさせようとしました。その人が私たちについて来なかったからです。」若き日のヨハネは、熱血的な信仰を持っていた。主イエスは、彼を兄ヤコブと共に「ボアネルゲ」すなわち、「雷の子」と呼ばれた。雷のような激しさがあったのだろう。彼は、漁師としての自分の仕事もすべて捨てて主イエスに従って来た。そのような彼の熱血漢は、他の人にもそれを要求するものだった。主イエスの名によって働きをしながら、自分たちについて来ない者を許せなかったのである。
そのようなヨハネに、主イエスは「やめさせてはいけません。わたしの名を唱えて力あるわざを行い、そのすぐ後に、わたしを悪く言える人はいません。わたしたちに反対しない人は、わたしたちの味方です。」と言われた。
ヨハネにとっては意外なことばだった。あるいは、褒めてもらえると思っていたかもしれない。しかし、主イエスは、ヨハネの狭い心と不寛容を戒められた。むしろ、そのような者たちは味方であると、ご自身の宣教について開かれた心を示された。事実、主は、12弟子とは異なるかたちで多くの人たちを用いておられた。福音を最初に告げられた羊飼いたち。異邦人の女性たち。ゲラサの地で悪霊を追い出してもらった人は、お供させてほしいと願ったが、そこに留まり家族に伝道することを励まされた。それぞれが、様々なかたちで福音宣教に仕えているのである。