2024年3月31日(第13号) | ||
イースター礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 熊谷 剛兄 | |
第2礼拝司会 : | 梅田典晃兄 | |
奏 楽 : | 田中美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
賛美* | 6番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 313番 | |
聖書 | ヨハネの福音書20章1~18節 | |
説教 | 「あなたの名を呼んだ」牧師 | |
聖餐式 | ||
献金 | 148番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
洗礼式(第2礼拝後) | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「あなたの名を呼んだ」
牧師 齊藤 耕
新しい出発である「週の初めの日」、マグダラのマリアは、主イエスが埋葬された墓にやって来た。しかし、墓を閉じていた石が取りのけられ、墓は空だった。ペテロとヨハネに、この事実を伝えると、彼らはすぐに墓に駆けつけた。事実、墓は空であり、ヨハネはそれを見て信じた。しかし、聖書をまだ理解してはいなかった。一方で、マリアも墓に戻り、墓の外で泣きながら、からだをかがめて中をのぞき込んでいた。すると、二人の御使いが、主イエスのからだが置かれていた場所に座っているのが見えた。御使いは「女の方、なぜ泣いているのですか。」と言った。彼女は驚くでもなく、途方に暮れている胸の内を明かす。主イエスのからだが持ち去られたと思っていたのだ。
それから、彼女がうしろを振り向くと、主イエスが立っておられ、「なぜ泣いているのですか。だれを捜しているのですか。」と言われた。「何を」ではなく、「だれを」捜しているのかという言葉は、遺体ではなく、生ける救い主イエス求めるようにとの促しであろう。しかし、それが主イエスであると分からず、園の管理人だと思い、主イエスの遺体はどこに置いてあるのかと尋ね、私が引き取りますと言った。そして、また墓の方を向いた。
すると主イエスは彼女に言われた。「マリア」と。彼女は改めて振り向き、「ラボニ」すなわち「先生」と言った。自分の名を呼ばれた、主イエスの声を、確かに聞き分けたのである。復活の主が、今生きておられ、自分の救い主であることを知るためには、主イエスの側から名指しで呼びかける、その御声を聴きわけることが必要である。
この朝、主はあなたの名を呼ばれ、福音を伝えるために召されていることを知る者でありたい。