2024年9月22日(第38号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 栗原 豊兄 | |
第2礼拝司会 : | 天野大樹兄 | |
奏 楽 : | 風間美穂姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
交読文 | ヨハネの福音書15章1~12節 | |
賛美* | 62番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 313番 | |
聖書 | マルコの福音書12章35~37節 | |
説教 | 「まことの王を求めて」牧師 | |
献金 | 164番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「まことの王を求めて」
牧師 齊藤 耕
十字架に向かわれる最後の一週間。エルサレム神殿の境内で、主イエスは人々を教え、こう問われた。「どうして律法学者たちは、キリストをダビデの子だと言うのですか。」群衆は、ダビデの子であるキリストが、政治的・軍事的リーダーシップを発揮して、イスラエル王国を再興してくださると期待していたからである。そこで、主イエスは詩篇を引用し、更に問われた。「ダビデ自身が、聖霊によって、こう言っています。『主は、私の主に言われた。〝あなたは、わたしの右の座に着いていなさい。わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまで。〟ダビデがキリストを主と呼んでいるのに、どうしてキリストがダビデの子なのでしょう。』」
主イエスは、人々のキリスト像を退ける。ダビデの子(子孫)であることを否定しているのではない。しかし、肉親として王位が継承されるのではなく、ダビデの王位を超える王として、地上の権力者ではなく、神の右の座に着く王としてのキリストが示されるのである。
すると大勢の群衆が、主イエスの言われることを喜んで聞いていた。この三日後に主イエスは十字架の死を遂げられる。この方は、武力ではなく十字架の苦悩において勝利し、神との平和・人との平和をもたらされたまことの王であった。