2024年9月29日(第39号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 横田 眞兄 | |
第2礼拝司会 : | 風間岳志兄 | |
奏 楽 : | 峯 弥生姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
主の祈り | 週報をご参照ください | |
賛美* | 7番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 313番 | |
聖書 | ルカの福音書5章1~11節 | |
説教 | キリスト者であること(10) | |
― イエスに従うこと ―喜多師 | ||
献金 | 270番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「キリスト者であること(10)」
――イエスに従うこと――
副牧師 喜多 大樹
岸辺には小舟が二艘ある。そこには夜通し働いて朝を迎えた漁師たちがいる。彼らは舟から降り、網を洗っていた。長い長い労働にもかかわらず、その網は何一つ捕らえなかった。そんな彼らの舟に主イエスが乗り込まれる。*
イエスに従うことを決意した人の物語がここにある。私たちは思う。一体誰がイエスに従うことを許されるのだろうかと。「神に従う資質のある人」とはどんな者であろうかと。
舟を漕ぎ出すように頼まれたのはガリラヤの漁師たちだった。イエスはそのうちのひとり、シモン・ペテロの舟を選ばれた。どうしてだったのかは分からない。少なくとも私たちに分かるのは、この日の出来事が舟の所有者であった彼の心を動かしたということだ。
これまでも彼は何度もイエスと出会ってきた。 初めの出会いについては兄弟アンデレに連れられた時にまでおおよそ遡ることができる(ヨハ1:35-42)。他にも、とても個人的な経験として彼は大きな奇跡を自分の身内に目撃している。彼には妻がいた。彼女の母が熱でひどく苦しんだ時のことだった。そこに主イエスが来られ、枕元に寄り、彼の義母を癒やされた(ルカ4:38-39)。
しかし彼がイエスに従うことを決意したのは今日だった。この日だった。なぜなのだろうか。彼の心は驚愕し、むしろ「離れてください」とまで考えた。
*
湖の浅瀬に浮かぶ舟の上で、彼はおそらくひどく眠たい瞼を抱えながらも主イエスの一番近くにいる。するとイエスは彼に「深みに漕ぎ出せ」と言われる。この朝、私たちはイエスに従った人の姿から「キリスト者であること」を学ぶ。