2024年11月17日(第46号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 宮崎雅之兄 | |
第2礼拝司会 : | 梅田典晃兄 | |
奏 楽 : | 峯 弥生姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
交読文 | ヨハネの福音書15章1~12節 | |
賛美* | 312番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 313番 | |
聖書 | ヨハネの福音書19章23~27節 | |
説教 | 「主イエスと母マリア」坂野師 | |
献金 | 257番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「主イエスと母マリア」
協力牧師 坂野慧吉
主イエスが十字架の上で語った第三のことばは、自分の母マリアに対するものであった。ヨハネの福音書19章25~27節を見ると、イエスの十字架のそばには、母マリアとマリアの姉妹、クロパの妻マリアとマグダラのマリア、そして弟子ヨハネがいた。イエスは母に語りかけた。「女の方。ご覧なさい。あなたの息子です」 そしてヨハネには「ご覧なさい。あなたの母です」と語られた。
イエスがマリアを「女の方」と呼んでいる。イエスは、ご自分が「神の子」であると認識しており、それゆえ自分の家族を特別視していない。むしろ、イエスが伝道の生涯に入られた後、イエスについて様々な噂を聞いて、心配になったマリアはイエスの弟たちを伴い、イエスを家に連れ戻そうとして来た時、人々が「母上と兄弟方がお会いしたいと外に立っておられます」と告げたのに対して、イエスは「わたしの母、わたしの兄弟たちとは、神のことばを聞いて行う人たちのことです」と答えられたのであった。
イエスは、「肉親としての家族」を愛していたが、それに囚われなかった。イエスの心にあったのは、天の神を父として、「神にあって」兄弟姉妹である信仰の家族つまりキリストの教会という「神の家族」を形成する事であり、そのためにこそ、イエスは十字架にかかり人の罪を贖い、そして父なる神の御力によって、死者の中から復活されて、キリストの教会の主となられたのである。後に、ヨハネはイエスの母マリアを引き取り、エペソの地で、マリアを守ったのである。
イエス・キリストの昇天の後、イエスの弟子たちはみな、「女たちとイエスの母マリア、およびイエスの兄弟たちとともに、いつも心を一つにして祈っていた。」(使徒の働き1章14節)