2025年7月6日(第27号) | ||
聖日礼拝 | ||
第1礼拝司会 : | 小室正彦兄 | |
第2礼拝司会 : | 黒羽 徹兄 | |
奏 楽 : | 小澤良子姉 | |
前奏 | ||
招詞* | 詩篇100篇1~5節 | |
賛美* | 539番 | |
祈り | ||
交読文 | ヨハネの福音書15章1~12節 | |
賛美* | 9番 | |
牧会祈祷牧師 | ||
賛美* | 310番 | |
聖書 | マルコの福音書15章33~41節 | |
説教 | 「神の子の死」牧師 | |
献金 | 138番 | |
頌栄* | 541番 | |
祝祷*牧師 | ||
報告 | ||
後奏 | ||
(*の部分はご起立下さい。) |
「神の子の死」
牧師 齊藤 耕
人々は主イエスを嘲っていた。十字架につけられた二人の犯罪人も同じである。その時、主は「父よ、彼らをお赦しください。彼らは、自分が何をしているのかが分かっていないのです。」と祈られた。どれくらいの時を経たのだろう。犯罪人の一人は自らの罪を認め、主イエスをののしるもう一人をたしなめていた。そして、主イエスに向かい「あなたが御国に入られるときには、私を思い出してください。」と言った。すると、主は「まことに、あなたに言います。あなたは今日、わたしとともにパラダイスにいます。」と言われた。(参照.ルカ23章)
*
昼の十二時から午後三時まで、闇が全地を覆った。日食ではない。神の裁きを象徴する暗闇である。主イエスは、「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか。」と叫ばれた。神は、罪を知らない方を、私たちのために罪とし裁かれた。信じる人々が、この方にあって神の義とされるためである。(参照.Ⅱコリント5章21節)
主イエスの叫びを誤解し、「エリヤを呼んでいる」と言う者たちもいたが、主イエスは再び大声を上げ、息を引き取られた。すると、神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。誰かが引き裂いたのならば、下から上に切れる筈。この幕は、神殿の聖所か至聖所の入り口の幕であるが、どちらにしろ、神によって切り裂かれ、人が神の臨在に近づくことができるようになったことを象徴している。
このすべてを見ていた百人隊長は、「この方は本当に神の子であった」と言った。これが、マルコの福音書における決定的な証言となった。神の子は、私たちの罪を負って、大きな叫びをもって死なれた。その叫びは、私たちの心の叫びであった。